突然ですが、私は30過ぎで結婚しました。
結婚前から子供は欲しかったので避妊はせず、2年ほど経過しましたが妊娠できませんでした。
まだ年齢的にも大丈夫だと思いましたが、念のため病院に行き検査を受けましたが、もっと早く検査してもらえばよかったと後悔したことがありました。
今回はこれから妊娠したい方、漠然と子供が欲しいと思っている方向けに、私が実際に検査を受けて、これはもっと早めに受けておくべきだったと思う検査をお伝えしたいと思います。
なぜ検査が必要か
個人的な意見ですが、私は以前からピルを内服しており、年齢も高齢出産の枠に入っていなかったので、時間が経てば勝手に妊娠できると思っていました。
それがなかなか妊娠できず、病院に行ってみたら卵巣の機能が落ちていることが分かり、急いで不妊治療を行うことになりました。
いつ生理が止まってもおかしくない状態と医師から言われたときは、二度と自分の体で子供が産めないかもと泣きながら家まで帰ったのを覚えています。
こんな辛い思いをする方を一人でも減らしたい思いで検査することをお勧めしていきたいと思います。
もうお子さんがいるお母さんも、まだパートナーがいないけど子供を望んでいる方も早く状況が分かれば対策できます。
手遅れになる前に行動しましょう!
ブライダルチェックとは
ブライダルチェックは結婚前後に受けてほしい検査で、これから妊娠する方向けの検査になります。
主な検査は子宮の病気がないか、性感染症の有無、甲状腺や基礎疾患の有無を確認します。
妊娠前に確認することで、妊娠中のリスクを回避できたり、何か問題があれば治療してから妊娠に臨めます。
検査自体も病院の受診1回で終わり、検査結果も郵送であれば再度結果を聞きに行くこともないでしょう。
ブライダルチェックの費用と医療機関
費用は自費になり、病院によって違いますが、だいたい2万円前後程度です。
健診を受けている方は、項目を追加したほうが負担が少ないかもしれません。
病院は婦人科やレディースクリニック、不妊治療外来がある病院などで検査を受けられます。
ブライダルチェックは女性だけでなく、男性の方の検査項目もありますので、ぜひパートナーと一緒に受けることをお勧めします。
不妊検査とは
不妊検査は妊娠に至るまでの障害になる原因の有無や、程度を確認する検査です。
女性は特に生理周期に応じて採血項目があるので、検査するための負担がかなり大きいです。
採血によるホルモン検査や超音波検査を行います。
必要によって卵管に異常がないかを確認する卵管造影検査や精子が子宮まで到達できているかを確認するフーナーテストなどがあります。
最近では男性側が原因の不妊も多く、精子検査もあるので積極的に男性の方も検査を受けるのがいいでしょう。
不妊検査の費用
不妊検査については医師の判断で必要であると認められれば一部の検査は保険適用で受けられます。
検査項目によって費用が異なるので、病院にご確認ください。
AMH検査について
個人的に受けてほしい一番の検査になります。
AMH検査とは卵巣予備能検査と言われる検査です。
卵子は精子と違い、生まれたときから個数が決まっており、年々減り続けます。
この個数を調べるのがAMH検査になります。
AMH検査は思春期がピークで正常値などはありません。ただし、検査することで妊娠できるまでの期間をある程度予測することができます。
私はこの値が低値だったことが分かったので、早めに不妊治療を開始することができました。
AMH検査はあくまでも妊娠可能な期間の目安が分かるだけで、低値だから妊娠できない、高値だから妊娠しやすいという妊娠のしやすさとは違います。
またAMHの値の減り方は個人差があり、減り方が急な方もいらっしゃいます。
検査結果の評価は必ず医師から説明を受けてください。
AMH検査の費用
AMH検査も保険適用になりましたが、今回お勧めするように、事前に調べると自費扱いになります。
自費だと病院によって異なりますが、だいたい1万円前後で受けられます。
AMHとは?
AMH、正式には抗ミュラー管ホルモンと呼ばれるものは、女性の卵巣の機能を示す指標として知られています。
このホルモンの量は、女性の生殖能力や健康状態と密接に関連しています。
AMHの基本的な役割、急に下がる意味
AMHは、女性の卵巣にある未熟な卵子の数を示すものとして知られています。
このホルモンは、卵巣の健康や機能の指標として使用されます。
高い値は卵巣の健康を示し、低い値は卵巣の機能の低下を示すことが多いです。
一定の期間で低下していくこともあれば、急に下がることもあり、個人差があります。
また検査結果が多少前後することもあるので担当医の先生と結果を必ず確認してくださいね!
女性の健康とAMHが低いことの関連
AMHの値は、女性の生殖年齢や更年期の進行度など、女性の健康全般と関連しています。
特に30代後半から40代の女性にとって、AMHの値は非常に重要な指標となります。
AMHが下がるということは閉経に近づいている可能性があります。
急に下がるからといってすぐに閉経になったり、妊娠できないということではありません!
AMHが急に下がる体験
私自身、30代でAMHの値が下がった経験があります。
その時の驚きと不安、そしてその後の経過をみなさんに共有します。
不妊治療中での発見
私は不妊治療を一度中断しており、再開後に全身の状態を把握するためにAMHの検査を行うことになりました。
結果は低値…。当時33歳だった私は先生から「いつ閉経してもおかしくない。本来なら40代の人と同じくらいの値です。治療は少し早めにステップアップしていく必要がありますね。」と言われました。
まさか30前半の私が閉経になるなんて、子供もまだいないのに。
頑張れば少なからず報われてきた人生でしたが、こればっかりは努力の問題でもなく絶望しましたね。
その後の経過
AMHは何度も受ける検査ではないので、その後は不妊治療に専念。
タイミング法から顕微授精までステップアップしました。
AMHの結果から採卵数が心配されましたが、無事着床し妊娠することができました。
AMHの結果を夫と相談し、顕微授精で戻す受精卵がなくなったら不妊治療はやめようということでゴールを決めて治療に臨んでいました。
今思えば、AMH検査を受けたことでチャンスをつかめたと思っています。
AMHが急に下がる原因について
AMHの値が急に下がる原因は一つではありません。しかし、いくつかの要因が考えられます。
生活習慣の影響
過度なストレスや不規則な生活、不健康な食生活などがAMHの値に影響を与えることが知られています。
特にストレスは女性のホルモンバランスに大きく影響すると言われています。
その他の要因
遺伝的な要因や、特定の疾患などもAMHの値に影響を与える可能性があります。
しかし、具体的な原因を特定するのは難しいことも多いです。
AMHが急に下がった後の私の取り組み
結論として、残念ながら一度下がったものは上げることができません。
低下する速度は緩められる可能性がありますが、効果的なものが現在見つかっていないのが現状です。
ただ、じっとしているのも性に合わないので以下の点を気をつけていました。
生活習慣の見直し
健康的な食生活や適度な運動を心がけることで、AMHの値の回復を目指しました。
特に運動不足は実感していたので、宅トレやストレッチなど続けやすいものを毎日少しずつ行っていました。
ストレス管理の方法
職業柄、ストレスが溜まりやすい自覚はあったので、不妊治療に専念するためパートになり、勤務を週4日に減らしました。
また、リラクゼーションや趣味を見つけることで、日常のストレスを減らす努力をしました。
瞑想やヨガ、ストレッチも試して気分転換していましたよ。
AMHの急な低下や変動と向き合うためのアドバイス
AMHが低いと診断されて、つらい思いをしている方へ、少しでも応援させてください!
AMHが低いと言われた方へのメッセージ
一人で悩まず、情報を収集し、信頼できる人と共有することが大切です。
また、自分自身を責めないことも重要です。
AMHが低いということは個人差であり、体の特徴です。
自分ではどうにもならないことでもあるので、まずは自分ができることに目を向けましょう!
今後の生活における考え方
AMHの値一つで自分の価値を測ることなく、健康的な生活を楽しむことが大切です。
自分の体と向き合い、自分に合った生活を見つけることが重要ですね。
まとめ
今回はこれから子供が欲しいと思っている方向けに、いろいろな検査をお伝えさせて頂きました。
特にAMH検査は早い段階から知っておくことで、不妊治療に早めに取り組むのか、卵子を凍結しておくのかなど対策が可能です。
パートナーの有無に限らず調べておくことをお勧めします。
私ももっとはやくAMH検査を受けておけばと思いましたが、検査を受けたからこそ早めに不妊治療ができたし、不妊治療を終えるゴールも見つけられました。
もし検査せずに早期閉経を迎えていたら立ち直れなかったかもしれません。
残念なことに、妊娠できる期間は限られています。
子供を欲しいと思うなら、遅すぎるということはありません。気になることは早めに調べていきましょう。
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